会津若松に行ってきました。

7月に会津若松に行ってきました。

1日目
東北新幹線「やまびこ」で郡山まで行き、JR磐越西線で会津若松へ。
磐越西線は山深い秘境のようなところを走る単線で、無人駅が大半で、思った以上にローカルな鉄道で、非日常感を味わえてなかなか良かった(不勉強から、会津と郡山を結ぶ鉄道なので、そこそこの町中を走っていると思い込んでいた)。
乗客も、福島弁なのか東北の他県の訛りなのかははっきりしなかったが、東京ではあまり聞かないイントネーションで話していて、東京からずいぶん遠くに来たんだなと実感できた。
郡山駅での乗り継ぎはあまりよくなく、何十分も待つ必要があったが、こののんびり感も悪くなかった(東京の乗り継ぎの便利さに慣れすぎていて、東京の常識=世の中の常識、となってしまっていたことに今更気が付いた。こののんびりとした乗り継ぎは、都市部以外ではごく当たり前のことなのだろう。)。
昼前に会津若松に到着。
チェックインの時間には早かったが、ホテルに聞いたら荷物を預かってくれ、さらに親切にも、「まちなか周遊バス」の「会津武家屋敷前」停留所まで荷物を取りに来てくれるとの事だったので、お言葉に甘える箏にし、周遊バスの1日フリー券(600円)を購入して、バスで会津武家屋敷前まで行き、荷物だけを持って行ってもらった(こんなに楽してよかったのだろうか…)。
荷物も軽くなり、会津武家屋敷へ。
ここは、思った以上に見ごたえがあった!
会津家家老、西郷頼母の広大な屋敷などを移築したもので、NHKの大河ドラマ「八重の桜」の撮影地にもなっていたとのこと。小生、八重の桜はたまにしか見ておらず、また、幕末の会津のこともあまりよく知らず、勉強不足を反省…(今度時間があるときに八重の桜を見てみようと思う)。
派手さはなく質素ではあるが、様々な部屋が機能的に配置されていて、機能美にあふれており、木造建築マニアとしては大満足だった。当時の家具や調度品なども置かれており、また、当時の住人の暮らしぶりを見せる蝋人形もよくできており、当時の様子を目の前で見ているような素晴らしい展示だった。
ただ、ちょっと順路が分かりづらく、ひょっとしたら半分しか見ずに出て行ってしまった人もいたのではなかろうか(もう少し、案内の仕方に工夫をされたほうがよろしいかと)。
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次は、周遊バスに乗って「飯盛山下」へ。このバス停からは白虎隊記念館、白虎隊十九士の墓、会津さざえ堂などが近いとのこと。
飯盛山下でバスを降り、あたりを見渡して呆然となった…。
飯盛山の斜面に長い階段がへばりついており、これを登らないと白虎隊十九士の墓や会津さざえ堂には行けないらしい…(階段わきに有料のエスカレーター?はあるが)。
もうとっくに昼を過ぎて腹も減っていたし、上まで登る気力もないので、麓のバス停の近くのお土産物屋?で、喜多方ラーメンを食した(ここは会津若松で喜多方ではなく、ここのラーメンはちゃんと喜多方ラーメンなんだろうかという疑問が生じたが、他を探すのも面倒なので細かいことには目を瞑った。)。
麺はひらぺったくて少し縮れていて、スープは透き通ったしょうゆ味。あっさり素朴な感じでおいしかった。今度は、東京でも喜多方ラーメンを食べてみよう。
腹ごしらえも済んだので、白虎隊記念館を目指し、階段までのやや登りの参道を歩いていると、参道沿いのお饅頭屋さんの店先で黄色くてかわいらしい「あわまんじゅう」が目に留まり、寄り道して購入。
小生、あわのベタつかず控えめなもちもち感が好きで、紀の国屋のあわ大福が好きだったりするのだけど、このあわまんじゅうは蒸したて・アツアツで、皮がしっとり・とろける感じで、また、あわのツブツブ感も残っていて、あわ大福とはまた違った触感でとてもおいしかった。
腹も落ち着いたので、今度こそ白虎隊記念館へ。
自分の不勉強でろくに基礎知識がないまま展示に臨んだが、豊富な写真、書面などのリアルで圧倒的な展示物のおかげで、白虎隊のこと、幕末から明治の出来事を少しは理解することができた。
情報伝達がリアルタイムで行える現代であれば彼らのような犠牲者は出なかったのだろうと思う反面、そのような現代でさえも、本当の・正しい情報を伝えなければ、同様なことが起こりかねないと感じた(ネットにあふれかえるフェイクニュースは、本当に問題だと思う。)。
他に感じたこととしては、この時代の展示では、本人の写真や手紙など、生々しい証拠が残っているものが多く、それ故に歴史上の一出来事というよりは、より身近なこと(曽祖父かその父の世代の出来事)として感じることができるため、この時代の人々にはより感情移入しやすいのかもしれない(もちろん、ドラマティックな時代背景、切なく痛ましいエピソードという事もあるとは思うが)。

次は、一番見たかった会津さざえ堂へ。
正面の急で長い階段を避け、白虎隊記念館の左側の迂回路のような道を進むと、ちょっとした石段越しにさざえ堂が姿を現した!
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以前、群馬・太田市の栄螺堂に行ったことがあるが、そこは断面形状は四角、床は基本的に水平で、階段部分だけが斜めになっている構造だった。
一方、会津のさざえ堂は六角形の断面で、床が最下部→最上部→最下部まで連続したらせん状になっており、しかも外観(屋根)もらせん状で、よりさざえ感が出ている。
本当に、木造建築はどんな形でも作れてしまい、素晴らしい! 器用な日本人だから木造建築ができるのか、木造建築を作り続けて来たから日本人が器用になったのか…。
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隣の土産物屋で、さざえ堂のT-Shirtを買ってきた(結構渋くて個人的には気に入っている)。
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次は、ちょっと歩いて白虎隊十九士の墓でお参りし、普通の檀家さん?のお墓の中を通って白虎隊自刃の地へ。
市井の人々の墓の近くに白虎隊十九士の墓や自刃の地があり、人々の目に触れる距離にいつもあるから、自然と親近感が湧くのだろうか。(彼らは、地元の伝説の先輩なんだろう)。なんかお墓っていいもんだなと思った。
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白虎隊自刃の地からは鶴ヶ城が見えるらしかったが、小生の視力では確認できなかった。
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次なる目的地は鶴ヶ城。周遊バス「あかべぇ」に乗って「鶴ヶ城入口」で下車。
鶴ヶ城の印象は、
・立派
・正方形の真っ白な菓子箱を下から上に順に小さくなるように5個積み重ねたような形状で、下から上に急激に絞り込まれたプロポーション(四角錐状)
・破風が少なく、質実剛健な飾り気のない外観
・白い壁に赤瓦が映える(写真では分かりにくいが)
・赤い甲冑を着た武士に見えなくもない
中は展示が充実しており、かなり楽しめた。蒲生氏郷の甲冑がグレートマジンガーのようで格好良かった。
天守からの眺めもいい。
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鶴ヶ城の隣にある茶屋麟閣も鑑賞。
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この後、御薬園も回る予定だったけど、夜はホテルで食事の予定だったので御薬園はあきらめ、
「鶴ヶ城」から周遊バス「ハイカラさん」に乗って会津武家屋敷前へ。
ホテルから本日2度目の送迎に来てもらい、東山温泉の「千代滝」さんへ。

部屋は「古民家風和室」の部屋。元は古そうだけど、センス良くリノベされていて、清潔感がある。
部屋からの眺めも、上の方の階(何階か忘れた)だったので、山間の会津の町を一望できた(写真撮り忘れた!)
腹ペコだったので、部屋を一通りチェックした後は、風呂を後回しにして食事に。
食事は部屋食でなく、レストランにて。
最初に、地酒の食前酒(大吟醸だと思う)が出てきたけど、水のような澄みきった味わいに感動!。
食事は、肉と魚(鮎)が両方楽しめる郷土料理のコースを選択したが、ホテルのふれこみ通り、どの料理も本当においしく、味・量ともに大満足!
出て来た料理を覚えている限り挙げると…生トロ湯葉刺し、粒そばと鴨のロースト、こづゆ、会津の旬の生野菜+豆腐のディップ、、、(他にも旨いものがいろいろあったが思い出せない!)、和牛陶板焼き、鮎の塩焼き、ご飯・味噌汁で最後と思いきや、一緒に銀鱈の二年味噌焼きが出てきてびっくり!
最後のデザートは、水羊羹とくずきりに、メロンもついて大満足!
夕食後は、食後のコーヒーを戴きにロビー横のライブラリーラウンジへ。ここにはゆったりくつろげるソファーがあり、会津関連の書籍もいろいろ揃っていて、コーヒー(コーヒーメーカー)や紅茶がセルフで戴けるので、翌日の観光の検討に持って来いの場所。

満腹で部屋に戻ると、さりげなく布団が敷いてあった。
そういえば、部屋に置いてあったお茶菓子も美味しかったな。確か2種類あって、覚えているのが花豆の甘納豆。これが美味!。

浴衣に着替え、いざ温泉へ。
最上階の展望大浴場・露天風呂は、会津の城下町の夜景が一望でき、2Fの半露天風呂も山の緑が目の前に広がり、なかなかの眺めだった。ただ、ホームページにの写真では、半露天風呂の開口面には視界を遮るような柵はなかったが、実際には柵があって視界をふさいでしまっており、ちょっと残念だった(安全上、しかたないのだろうが)。
この温泉宿に宿泊すると、姉妹館の新滝さんのお風呂にも入れる湯巡り特典が付いてくる。せっかくなので、湯巡りしてみた。
千代滝の裏口から出て人気のない寂れた温泉街を5分くらい歩くと結構流れの急な川に出て、新滝さんは川を渡った先にあった。
新滝さんでは確か3つの風呂に入れたが、川に面した半露天風呂が2種類あって、これが特に素晴らしかった。川に向かって大きく開口した半露天風呂で、すぐ下をダイナミックに流れる川を眺めながら風呂につかることができる。ちょっとした秘湯気分を味わえて大満足だった。

2日目
展望露天風呂で朝風呂を浴びて、朝食(バイキング)を取り、8時過ぎにはチェックアウトしてタクシーで会津若松駅へ。
コインロッカーに荷物を預け、JR→会津鉄道と乗り継いで湯野上温泉まで行き、猿游号バスで大内宿へ。
大内宿では、茅葺屋根のお土産物屋や食事処を見て回り、見晴らし台から大内宿の全景を眺め、大内宿街並み展示館を見学。
美濃屋さん(江戸時代からの名主 阿部家)では、茅葺屋根の住宅内を見せて頂き、江戸時代にタイムスリップしたような感覚を味わえた。
昼は、山形屋さんでネギそばと栃餅(猿游号に乗ると栃餅がサービス!これが絶品!)をいただき、みなとやさんでじゅうねんみそがたっぷり塗られた五平餅みたいなしんごろうをいただいた。山本屋さんでは、おいしいお味噌を購入。
帰り際、ハルさんの休日で紹介されていた古民家カフェを見つけたが、時間切れであきらめた…。
大内宿街並み展示館
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美濃屋
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山形屋
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山本屋
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ハルさんの休日で紹介された古民家カフェ。時間切れで入れなかった…。
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会津鉄道で会津若松への帰り、手前の七日町駅で下車し、七日町周辺を散策。
駅からすぐの阿弥陀寺に、御三階という鶴ヶ城から移築された櫓があった。
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ほかにもいくつか面白い建物を発見。
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福西本店母屋。大正時代は相当に繁栄した商家だったんだろうなぁ。
入場料を払えば、中を見せてもらえる!
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ここで買った赤べこ。アホ顔感が何とも言えずいい味出してる。起き上がり小法師は、ほかのお店で買ったもの。マツコにしか見えない…。
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ほかの建物。
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最後は、御薬園。1日目に鶴ヶ城の入場券とセットでここの入園券買ったんだけど、1日目には行く時間がなく、福西本店を出た後、何とかタクシーを捕まえて閉園直前に滑り込みセーフ。
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最後は、夕飯。会津の郷土料理を検索したところ、田季野のわっぱめし(輪箱飯)なるものがヒットした。御薬園から徒歩で行こうとしたら、思ったより距離があり、途中、かなりいかがわしい感じのエリアを通過したが、何とか到着。
老舗らしく、立派で古めかしい店構え。わっぱめしは、見た目は釜めしのようだが、立ち上る湯気と一緒に鼻にくる香りと、しっとりとつやつやなお米が特徴のように思う(やはり蒸すからか?)。思ったよりもおいしかった。
少々詰め込みすぎの会津旅行だった。やはりもう1泊はしたいな。

おまけ
そういえば、会津のいろいろなところで、「あいづっこ宣言」が書かれた看板を目にした。
1.人をいたわります
2.ありがとう ごめんなさい を言います
3.がまんをします
4.卑怯なふるまいをしません
5.会津を誇り 年上を敬います
6.夢に向かってがんばります
やってはならぬ やらねばならぬ ならぬことはならぬものです

なんか、ふと、会社の企業理念や行動指針が頭に浮かんだ。小生が生まれ育った町でも、このようなものはあっただろうか…。なかったような気がする(忘れてしまっただけかもしれないが)…。
「あいづっこ宣言」には、地域で責任を持って次代を担う立派な会津人を育てようという明確で強い意志のようなものを感じる。やはり、白虎隊の精神が受け継がれているのであろうか…。
会津の人には、この先何世代も、この会津人精神を受け継いでいってもらいたいと思った。

会津って、本当にいいところだなぁと思った。














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